E-E-A-T(旧E-A-T)とは?信頼性を意識したプロフィールの書き方
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著者プロフィールや監修者プロフィールの必要性
あなたがブログやメディアを運営しているならば、著者プロフィール(ライタープロフィール)や監修者プロフィールはユーザー視点とコンテンツSEO視点の2つから掲載するべきである。
ユーザー視点で考えると、記事自体の良し悪しはもちろんのこと、「誰」が書いたのかは記事の信頼性を確かめるためにも重要なファクターだろう。コンテンツの分野に精通している人が書いた記事であれば信頼性があるし、そうでなければ信頼性に欠ける。我々は情報を取得するにあたり、ごく自然に「誰」が書いた記事なのかを注目しているのだ。
これの視点は、コンテンツSEO視点においても変わらない。なぜなら、ユーザーが求めていることは同様に検索エンジンも求めているからだ。ユーザーが記事の信頼性を重要視しているならば、検索エンジンもまた信頼性を重要視するのである。コンテンツSEOの文脈において、この信頼性のことをE-E-A-T(旧E-A-T)という。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?

E-E-A-Tとは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼性)の頭文字を表したものだ。ベン図のように経験・専門性・権威性の3つ要素の重なりの中心に信頼性があり、この信頼性が最も重要である。また、読み方はイーイーエーティーではなくダブルイーエーティーと読む。
E-E-A-Tは、Googleが定めている検索品質評価ガイドラインで下記のように定義されてる。
3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)
General Guidelines
Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. The most
important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.
※E-A-TからE-E-A-Tへ変更され、Experience(経験)が追加された
例えば、「資産運用」に対しての悩みがあったときに、近所のおじさんか、ファイナンシャルプランナーの資格を保有した人か、どちらに質問したいと思うだろうか。おそらく後者だろう。ファイナンシャルプランナーの資格を保有した人であれば、アドバイザーとしての知識や実経験があるからである。
コンテンツにおいても同様のことが言える。ユーザーが解決したい答えがあることや、その答えが正しいことは前提とした上で、経験・専門性・権威性・信頼性の高いコンテンツの方が検索順位で上位を獲得しやすくなった。逆をいうと、信頼性の求められるコンテンツを知識のない人が作った場合、検索順位で上位を獲得することが難しくなったと言い換えてもいい。
E-E-A-Tを意識したプロフィールの書き方
いくつかプロフィールに記載することでE-E-A-Tが高められるものを紹介する。追加できるものがあれば積極的に記載することをおすすめしよう。
ここで注意してほしいのは、何でもかんでも詰め込めばよいってことではない。E-E-A-Tを意識しながらも、ユーザーが見て親近感を持ってもらえるようなプロフィールを作成するようにしよう。
- 自己紹介(名前・写真・経歴・活動内容)
- SNS(Twitter・Instagram・Facebook・TikTok・LinkedInなど)
- 保有資格・出版物
- 個人Webサイト・コーポレートサイト
- 問い合わせページ
自己紹介(名前・写真・経歴・活動内容)
まずは自己紹介をプロフィールに記載しよう。名前や写真は必須項目として記載。経歴や活動内容もプロフィールに記載することで、著者の人となりや経験・専門性の表現につながるだろう。
保有資格・出版物
もしあなたが、資格を保有している場合は積極的にプロフィールに記載することをおすすめする。経験・専門性・権威性・信頼性のすべてにおいて有用だからである。
同様の観点で、本や雑誌などの出版をしている場合は記載することをおすすめする。
SNS(Twitter・Instagram・Facebook・TikTok・LinkedInなど)
あなたが運用しているSNSもプロフィールに記載するとよいだろう。素性が明らかになるという意味では信頼性、活動内容が明らかになるという意味では経験・専門性の表現につなげることができるだろう。
個人Webサイト・コーポレートサイト
SNS記載と同様の観点でE-E-A-Tを高められる。個人であれば個人サイト、企業であればコーポレートサイトのリンクを記載するとよいだろう。
問い合わせページ
問い合わせページへのリンクは、ユーザーが質問したいときにクイックアクセスできるという観点で有用である。信頼性の表現につなげることができるだろう。
まとめ
- 著者プロフィールや監修者プロフィールはユーザー視点とコンテンツSEO視点の2つから掲載するべき
- E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からも重要であり、E-E-A-Tの高いコンテンツの方が検索順位で上位を獲得しやすい
- E-E-A-Tを意識しながらも、ユーザーが見て親近感を持ってもらえるようなプロフィールを作成することをおすすめ
記事の著者

HIRILUK編集長
HIRILUKの創設者。十数年に渡り一貫してSEO業務に携わる。年間12億PVのECサイトのSEO戦略室にてSEO対策を推進。その後もオウンドメディアの立ち上げ、SEOコンサルティング、SEOセミナーなどを多数経験。
HTML5プロフェッショナル認定試験取得、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得。