コンテンツSEOとは?
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コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOは、ユーザーの検索意図(インテント)に沿った良質なコンテンツを継続的に発信するSEO対策である。
- ユーザーが解決したいことはなにか
- その検索ワードはなにか
- その対策ワードはなにか
- どのようなコンテンツを用意すればユーザーが満足するか
これらの観点でユーザーファーストなコンテンツを生み出すことができれば、検索順位の上位に掲載することが可能だろう。「Content is King(コンテンツこそが王である)」と言われている通り、SEOにおいて最も重要な対策である。
キーワード選定
キーワード調査
まずはキーワード調査をしよう。キーワード調査は、どういうユーザーがどういうキーワードで検索をするのかを調査することだ。このステップはペルソナやユーザーインテントを知ることとして重要な過程でもある。
具体的には、下記の思慮をしていくことでキーワードがクリアになってくるはずだ。
- どういう人が検索をするのか
- どういうタイミングで検索をするのか
- どういうシチュエーションで検索をするのか
- 何を解決したくて検索をするのか
特に、最後の「何を解決したくて検索をするのか」はユーザーインテント(ユーザーの検索意図)そのものであり、これを捉えることが最重要である。
キーワードの検索ボリューム
次はキーワードの検索ボリュームを確認しよう。検索ボリュームは、そのキーワードが検索エンジンで検索される数のことだ。
検索ボリュームを確認する理由は大きく2つある。1つ目は、流入が期待できるかどうか、2つ目は競合が多いかどうかだ。検索ボリュームが多い場合、検索順位で上位に表示されたときの流入数は期待できる。一方で、検索ボリュームが多いキーワードには競合も多く存在するので注意が必要だ。競合に負けてしまうと検索順位で上位に表示されず、結果的に流入数が期待できないということ考えられるからだ。
検索ボリュームが多いキーワードのことをビッグワード、少ないキーワードのことをスモールワードと呼び、それぞれ下記の特徴があることを理解しておこう。
ビッグワード
- 検索ボリュームが多い
- 競合が多い
- そのため検索順位で上位を獲得することが困難
スモールワード
- 検索ボリュームが少ない
- 競合が少ない
- そのため検索順位で上位を獲得することが容易
どちらが優れているというものではない。サイト規模やSEO戦略によって、ビッグワードとスモールワードを選択していくことが重要である。
良質なコンテンツの作成
キーワードが決定したら、次は良質なコンテンツを作成しよう。
私が思う良質なコンテンツの定義は、ユーザーが解決したい答えがあるコンテンツであると考える。キーワード調査のパートで「何を解決したくて検索をするのか」が最重要であると伝えたが、ユーザーが解決したい答えは必ずコンテンツとして用意しておこう。
Know・Go・Do・Buyクエリ
検索キーワード(クエリ)は4つの分類に分けることができる。それが、Know・Go・Do・Buyだ。
- Know:「知りたい」という欲求で、情報を収集するためのクエリ
- Go:「行きたい」という欲求で、行く場所を探すためのクエリ
- Do:「したい」という欲求で、何かをする方法を調べるクエリ
- Buy:「買いたい」という欲求で、何かを買いたいと思って調べるクエリ
選定した対策キーワードがどれに分類されるかによって、用意するべきコンテンツが変わってくる。
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)
昨今のコンテンツSEOではE-E-A-Tが重要視されている。E-E-A-Tとは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼性)の頭文字を表したものであり、Googleが定めている検索品質評価ガイドラインで下記のように定義されてる。
3.4 Experience, Expertise, Authoritativeness, and Trust (E-E-A-T)
General Guidelines
Experience, Expertise, Authoritativeness and Trust (E-E-A-T) are all important considerations in PQ rating. The most
important member at the center of the E-E-A-T family is Trust.
※E-A-TからE-E-A-Tへ変更され、Experience(経験)が追加された
例えば、「資産運用」に対しての悩みがあったときに、近所のおじさんか、ファイナンシャルプランナーの資格を保有した人か、どちらに質問したいと思うだろうか。おそらく後者だろう。
コンテンツにおいても同様のことが言える。ユーザーが解決したい答えがあることや、その答えが正しいことは前提とした上で、経験・専門性・権威性・信頼性の高いコンテンツの方が検索順位で上位を獲得しやすくなった。逆をいうと、信頼性の求められるコンテンツを知識のない人が作った場合、検索順位で上位を獲得することが難しくなったと言い換えてもいい。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?信頼性を意識したプロフィールの書き方YMYL
では、専門性の求められるコンテンツとはなにか。Googleの検索品質評価ガイドラインではYMYLであると定義されている。
2.3 Your Money or Your Life (YMYL) Topics
General Guidelines
Pages on the World Wide Web are about a vast variety of topics. Some topics have a high risk of harm because content about these topics could significantly impact the health, financial stability, or safety of people, or the welfare or well-being of society. We call these topics <Your Money or Your Life= or YMYL.
YMYLとは「Your Money or Your Life」の略で、お金や人生に大きく影響するもののことを意味する。具体的には、金融、法律、健康、安全、時事ニュースなどのジャンルが該当する可能性がある。これらのジャンルのコンテンツを用意する際は、E-A-Tを考慮し作成することをおすすめする。
記事の著者

HIRILUK編集長
HIRILUKの創設者。十数年に渡り一貫してSEO業務に携わる。年間12億PVのECサイトのSEO戦略室にてSEO対策を推進。その後もオウンドメディアの立ち上げ、SEOコンサルティング、SEOセミナーなどを多数経験。
HTML5プロフェッショナル認定試験取得、GAIQ(Googleアナリティクス個人認定資格)取得。